エボラ症状とインフルエンザ感染との区別が困難

2014年9月30日に全米を震撼させるほどの衝撃的なニュースが報道されました。
それは、テキサス州のダラスにおいて1人の男性にエボラの症状が発症したというものです。
懸命な治療の甲斐もなく、エボラの症状を発症した男性は8日後に死亡しました。
男性の治療に携わった2人の看護師も相次いて二次感染してしまいました。
男性を収容し治療を行った病院は、古くから信頼と実績があり、かつての大統領が心臓手術を行ったほどです。
そのような病院で男性を救う事ができなかった上に治療に携わった看護師が2名も相次いで二次感染してしまった事でエボラ出血熱の恐ろしさをまざまざと見せつけられる事になったのです。
ダラスでの二次感染被害は、数々の問題点を浮き彫りにしました。
その一つとして、空港での検疫の際に感染者がすり抜ける事が挙げられます。
死亡した男性は、リベリアで感染したもののアメリカに入国する際には症状がありませんでした。
このように感染していたとしても潜伏期間であれば症状が出ません。
かつて日本では2009年に新型インフルエンザが問題になった際、水際対策に力を注ぐあまり国内での発見が遅れた過去があります。
エボラ出血熱の潜伏期間は、最大で21日間なのでより一層困難な状況になると言えます。
現代のように、国際的で各国の人々の往来が激しい場合は例外なくどのような国もエボラ出血熱の国内感染に対策を打つ必要があります。
エボラ出血熱とインフルエンザの症状は似ているため、インフルエンザが流行期に入りインフルエンザに感染している方が増加すると、さらにエボラ出血熱との区別がつきにくくなり混乱が予想されます。
こうした事から専門家は声を揃えて先進国であっても予防対策を講じるのは難しいとしています。